世界最大規模のDJバトル

 DMC 2009 ジャパンファイナル 結果


 DMC Technics JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2009 ジャパンファイナルが、2009年8月1日、恵比寿リキッドルームにて開催されました。


フライヤー


演出で使用されていたアートワーク
 今や、唯一となった世界規模のDJバトル、「DMC DJ CHAMPIONSHIPS」。9月にロンドンで開催されるワールドファイナルへ出場する日本代表を決定するジャパンファイナル大会が、開催されました。

 カテゴリーは、各地区予選を勝ち進めてきた代表が争う、6分一回勝負の
シングル部門と、そして、1対1対決で勝ち進めるバトル部門の2つ。



今回のホストMCは、昨年のジャパンファイナルと同じく、
ダースレイダーと、You-Gee


(左:You-Gee 右:ダースレイダー)




ジャッジ

DJ NOZAWA / DJ AKAKABE / DJ YASA / HI-C / JIF ROCK / DJ宮島 / DJ威蔵 / DJ HANGER . . . and more

(今回、DJ TA-SHI が、審査員席に姿を見せませんでしたが、現在海外ツアー中のようです。)



DMC 2009 ジャパンファイナル バトル部門 (Battle For Japan Supremacy)


 トーナメント方式で勝ち進めていくバトル部門。一回戦は、60秒のプレイを交互に行う2本勝負。1回目の相手のスタイルに対抗して機転を利かせた、2回目のプレイが、勝敗を大きく左右します。準備したルーティンをこなすだけではなく、自在にやりたいプレイができる実力を要求され、また、精神的にも闘争心がないと負けてしまう真剣勝負です。2回選以降は、90秒の2本勝負。それぞれの先攻後攻は、じゃんけんで決定。


DJ KEITA (横浜)
VS
DJ YOSUKE (東京)
 一番バッターは、青コーナー先行DJ KEITAと、赤コーナーDJ YOUSUKE。一回選用に、最近のはやりの音を意識したネタを用意したDJ KEITAの勝ち。


DJ SHOTA (横浜)
VS
ミネ
 赤コーナー先攻ミネと、青コーナーDJ SHOTA。DJ SHOTAの場慣れした赴きと安定したテクニック、そして、何といっても、展開と見せ方が、バトル的に上手かったと感じました。ミネは、普段の実力を発揮できなかった様子で、残念ながら、気持ちで負けてしまっていたように見えました。


DJ 比我 (奈良)
VS
DJ 武藤 (大阪)
 先攻は青コーナーDJ比我、後攻は、赤コーナーDJ比我。なかなかいい勝負でした。DJ武藤の余裕ある落ち着いた雰囲気が印象的でした。DJ武藤の一回目の最後、手を大きく上げて堂々と後ろを向いた時、Tシャツに、つかみの言葉が無かったのが、個人的に残念。


ILL-SONG(山口)
VS
DJ BUNTA(横浜)
 先攻、ILL-SONG、後攻は、昨年の日本チャンピオンDJ BUNTA。展開や見せ方、テクニックともに、かなりレベルが高かったと思いますが、DJ BUNTA の方が余裕があるように感じ、また、バトルしながらも一貫したメッセージを発信する余裕がありました。

DMC 2009 ジャパンファイナル バトル部門 1回戦と2回戦の結果




DMC 2009 バトル部門 ファイナルマッチ!



先攻 赤コーナー DJ BUNTA

後攻 青コーナー DJ SHOTA


そして、DMC 2009 ジャパンファイナル バトル部門 (Battle For Japan Supremacy)チャンピオンは、・・・








おめでとうございます!
DJ SHOTA !



続いて、DMC 2009 ジャパンファイナル シングル部門


 出場者全10名、6分一本勝負!


DJ HARA
九州代表

諭吉
関東代表


DJ NORIHITO
東北代表、最年長31歳現役、素晴らしい

DJ Blu
関東代表、かなりの気合いを感じました


NAO-K
東海代表

DJ Beat-Pulp (北海道代表)
力強いラガ―マンスタイルが印象的


ロベルト吉野
関西代表、最後の割ったバイナルでの腹切りを披露

DJ FUMMY (本部推薦)
若干18歳、将来が期待されてます、観衆の人気も多数有!


DJ TAKAKI (関西代表)
楽しそうに、これでもかと、攻めまくる姿が印象的でした

DJ CO-MA(防衛王者)
クリエイティブなプレイ



DMC 2009 ジャパンファイナル シングル部門 第3位は、・・・










おめでとうございます!
シングル部門 第3位 DJ TAKAKI !


そして、DMC 2009 ジャパンファイナル シングル部門 第1位と第2位は、・・・
















おめでとうございます!
シングル部門第2位 DJ Blu !
シングル部門第1位 DJ CO-MA !



ギャラリー


オープニング ダンスユニット

出番を待つDJ Blu


DJ 威蔵の超絶クラブプレイ

DJ KENTARO クリエイティブなパフォーマンス


AFRA

DJ BUNTA 残念そう


発表を待つ DJ CO-MA


日本代表の2人

DJ KENTARO feat. AFRA




所感)

 白熱した大会でした。技術的には、ほとんど差が無い出場者たちで、ほんのちょっとの差と、審査員の好みで、勝敗が決まるような、そんな、ハイレベルな戦いでした。やはり、単なる技術的な戦いではなく、DJ大会ですので、フロアの客をロックしてなんぼの世界。見せ方、構成、センス、その人物そのもののキャラなど、まずは、自分自身に勝てないと、フロアをロックできない厳しい世界であることを、あらためて感じました。 サウンドカラーとしては、ギターのディストーションサウンドネタが多く、今の流行りなのでしょうか。力強さで、戦う気迫を伝えるには、もってこいのネタですが、多くの場面で使われるとは思いませんでした。 また、今回、リリックを理解して、構成を考えられたルーティンも多く見受けられ、これは、とてもいい傾向と感じました。 20年以上、DJ大会を見てきましたが、気になった事があり、関西DJが大活躍した時期に比べると、プレイが全体的に雑なような気がしました。シングル部門で、6分という時間が長いせいもあり、集中力を維持できず後半のプレイが雑になり気味。しかし、DJ CO-MA は、最後まで、がっちり丁寧なプレイを披露していたのが、とても印象的です。
 DMCとは関係ないかもしれませんが、日本人のきめ細かなテクニックと緻密な構成と、アート的な仕上がりの重要性を再構築するためにも、H氏が中心に行っていた大阪のアートバトルが、今、必要ではないかという気がしました。

 出場者、観覧者、審査員、スタッフの皆さま、そして、そのご家族の皆さま、大変お疲れさまでした。そして、9月にロンドンで行われる世界大会で、日本代表の2人が活躍することを祈りたいと思います。








 上記、出場者名で、表記(大文字や小文字の区別、頭にDJを付けるか付けないか、日本語/英語など)に、万が一、誤りがありましたら、申し訳ございません。訂正致しますので、お手数ですが、ご本人様より、ご連絡ください。すぐに訂正します。>>>info@soundactive.jp 金子まで
また、
出場者で、記念にご自分の写真が欲しい方は、データでメール送信しますので、お気軽にご連絡ください(担当:金子まで)


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