1.PCDJって?

PCDJとは、その名称の通り、レコードやCDといった従来のDISCを使ってDJするのではなく、PC内に入れ込んだ音楽データをプレイする新しいDJスタイルです。
レコードがDJ音源の主流だったころ、DJ用のCDプレーヤーが出現し、最初は、モバイルDJや業務用として、ダブルの、ラックマウントタイプが中心で、アクティブなクラブやディスコではやっぱりアナログ、という住み分けができていました。ところが、VESTAXから、トップローディングタイプのダブルCDプレーヤーCD-11が16年ほど前に発表されてから、CDでもアクティブなプレイが可能かも知れないと見直され、過酷な現場に耐えうる性能・機能に進化し、今や、アナログにかなり近づくほどに技術は進歩。アナログには出来ないCDJならではのテクニックである、ループプレイや、サンプリングプレイ、ロールプレイ、リバースプレイ、マスターテンポ、マスターキーなど、当初は、「CDなんて、アナログにはかなわない」「音が悪い」などと言われながらも、新しいプレイスタイルが生まれました。そして、現在では普通に受け入れられているのです。
かつて、デジタルカメラの出現の時も、そうでした。ベスタクス社の前技術顧問をされていたジャパンエンジニアリングサービスの故・金子基雄氏の言葉で「計算機が世に出てきたとき、人間は皆バカになると、ソロバンが流行っている当時言われたが、だれもバカにならなかったじゃないですか。便利なものが出てきたら、人間は次に進化するもの。便利にすることは悪いことでは無い。」というプロのエンジニアとしての素晴らしい言葉を思い出されます。
PCDJを可能にさせた二つの背景があり、一つはPCそのものの技術の進化により、トラブルも少なくなり、信号処理も速くなり、価格も下がり、それにより素晴らしいDJソフトが多数出てきた点。そして、もう一つは、i-PODやMP-3プレーヤー、携帯ダウンロードなど、音楽をデータとして、気軽に入手しやすく楽しみやすくなった点です。
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