カフェ・レストラン・ダイニング・セレクトショップ・テーマショップなどの音響設備を考える上で、幾つかのポイントを次に示します。ご参考になれば幸いです。また、サウンドアクティブでは、音響設備のプラニングと工事などの業務を行っております。また、演出照明もご提案・工事も承りますので、お気軽にご相談下さい。( info@soundactive.jp まで)
パーティー貸切営業をするかどうかと、その頻度
パーティーには、音楽がつきもの。結婚披露宴2次会、会社の忘・新年会や創立記念パーティー、転勤や寿退社さよなら会、趣味の会、イベントスタッフの打ち上げ、オヤジバンド趣味の会、学生サークルのパーティー、スポーツ観戦パーティー・・・など、その目的は多い。普段は、BGM的音量でOKでも、貸切となると、ミニ天吊りスピーカーでは小さい。
フレキシブルに対応出来るような、普段の収納も考えたPAセットと、通常営業時の音響機材も利用するシステムを組む。
客席を一席でも減らさない工夫
となると、やはり天吊りスピーカーか、または、埋め込み式スピーカー。どちらがいいかは、天井の高さや、必要な出力、天井の状態などにより変わってくる。また、その位置を決めるときは、客席やマイクを使う場合のハウリングなども考え慎重に決める。エアコンや、照明器具、火災報知器なども、天井には同居するが、スピーカーの位置は優先順位的には後回しなのは良くあることで、仕方がない。それでもベストの選択と位置を現場に合わせて工夫。
各スピーカーの音量設定の工夫
バーカウンターや、お会計の場など、重要な言葉のやり取りを要するところでは、音量を控えめにするか、スピーカーの向きを工夫うる。また、トイレは、ざわめきがない空間なので、音が大きく聴こえるので、思い切って小さめに。フロアの音に関係なく、トイレだけ、異なるソースを常に一定の音量で音だしする演出もある。(例えば、森の音や、波の音・・)
音量によって、スピーカーの位置によって、周波数別の聴こえ方のバランスが異なります。イコライザーの導入をお奨めします。その必要バンド数は、多いに越したことはないが、スペースの問題もあるので、ケースバイケース。
とてもクオリティーの高い音質にセットアップされた場合、音量をさほど上げなくても、音楽はしっかり聞こえるものです。おしゃべりをしていない間に、スッと耳に気持ちよく入ってきます。逆に音質が悪いと、ある程度音量を上げないとだめで、その場合、音楽よりもおしゃべりをしたいゲストにとっては、とても耳ざわりになります。
実際に運営出来るシステムを組む
素晴らしい音響空間ができても、それをキープしなければなりません。しかも、複数のスタッフが操作するわけですから、機器のつまみなどに触れて設定がずれることもあれば、貸切時に、接続換えしなければならないこともあります。システムは、なるべくシンプルに分かり易く、また、設定パターンに印しを付けたり、メモをつけたりすることが大切です。スタッフ全員が持つ簡単なシステムと運営マニュアルを作っておくとべんりでしょう。サウンドアクティブでは、そのマニュアル制作までお手伝い致します。たいていの場合、若い2人が担当をするか、または、店長が全部やってしまうかのどちらかのパターンが多いようです。
音響機材スペースを設ける
ほこりが少なく、湿気が無い場所に設置します。もちろん、音響機器を稼動させるために必要なアンペア数の電源が装備されれている場所です。また、大きな出力のアンプは、熱がこもらないように工夫が必要です。しかし、最初から、音響運営のことも考えられた基本設備はなかなかないため、結局、レジの下の棚か、バーカウンターの一番隅、または、備品置き場になってしまう場合が多いようです。それでも、工夫して、場所をとらないよう機材の選択(例えば、コンパクトなデジタルアンプの採用)が必要。逆に、ラックに組み、ゲストにわざと見えるように置くのも手法の一つです。その場合、でかいLEDメーターなどのヒカリモノをつけてみるのもよいでしょう。
映像スクリーン
映像の設置により、よりフレキシブルなスペースとなります。多くのゲストがそのままの姿勢で見れる位置にスクリーンを吊るして置くか、または、白い壁にします。ロール(巻き取り式)タイプのものもあります。その上げ下げを自動コントロールできるものもあります。スクリーン裏から照射するスモークがかったスクリーンもあります。両方向から見れます。しかし、そのスクリーンはとても高い為に、タペシートを貼ったアクリルで代用することもできます(もちろん画質は落ちますが)。
プロジェクターは、上から吊るすこととなりますが、ケチって安いものを購入すると、照射パワーが足りなくて店内を真っ暗にしないとだめだったり、また、さかさま投影設定が出来ずに設置の仕方が限定される場合もあります。
DVDプレーヤーの設置場もだれが操作するかの検討が必要です。
必要な演出照明器具を用意
人物ライトや、小型パーカン、など、必要なものは、最初から固定しておくと、準備の手間が省けるので運営的に楽。ただし、センスよくセレクトと設置をしないと、さびれた観光地風になってしまうので注意。また、スモークマシンは、お料理にかからないように注意。火災報知器にも注意が必要。 照明器具は電気容量が、音響より必要なので電源の取口に注意。

カフェやレストランなどの飲食店で、短い時間その空間を過ごすゲストのために、フードやドリンクはもちろんの事、それ以外の高品質な空間と時間の演出を提供したいと願うオーナーや店長に、是非お奨めしたいのが、ちょっと気配りした音楽環境です。時間帯や、お客様の層に合わせたフレキシブルな演出が割と簡単に出来るのです。
